IT転職エージェントの許可番号は確認すべき? — 「13-ユ-300000」の読み方と調べ方

転職サービスの公式サイトを下までたどると、こういう表記が出てきます。
有料職業紹介事業許可番号 13-ユ-300000
この番号は、そのサービスが人に仕事を紹介する事業として国の許可を受けていることを示しています。
当サイトが台帳で必ず記録している項目のひとつです。理由は単純で、書いてあるかどうかだけを見ればよく、こちらの主観が入らないからです。「サポートが手厚い」「求人の質が高い」は書く人によって変わりますが、番号の有無は変わりません。
番号の読み方
13-ユ-300000 は3つに分かれています。
| 部分 | 意味 |
|---|---|
13 |
許可を出した都道府県の番号(13は東京都) |
ユ |
有料職業紹介事業(無料の場合は「無」) |
300000 |
事業所ごとの連番 |
最初の2桁は都道府県コードです。北海道が01、東京都が13、大阪府が27、福岡県が40です。本社の所在地と一致するのが普通です。
真ん中の「ユ」はカタカナで、有料の頭文字です。求職者から料金を取るという意味ではありません。採用した企業から紹介手数料を受け取る形が「有料職業紹介事業」で、求職者側は無料であることがほとんどです。
なぜ許可が要るのか
職業安定法という法律で、人に仕事を紹介する事業には厚生労働大臣の許可が必要と決められています。
許可を受けるには、資産・事業所の広さ・個人情報の管理体制・職業紹介責任者の選任といった条件を満たす必要があります。番号があるということは、少なくともその条件を通っているということです。
そして許可を受けた事業者は、許可番号を明示することが求められます。だから公式サイトのフッターや会社概要に書かれます。
番号が見当たらないとき
「無い」と決めつけないでください。
- 会社概要のページだけに書いてあり、トップページには無い
- 画像の中に書かれていて、文字として拾えない
- 運営会社のコーポレートサイト側にあり、サービスサイトには無い
こうした形は珍しくありません。当サイトの調査でも、探した範囲で見つからなかった社を「無い」ではなく「見つからなかった」と記録しています。どのページを見たかは各社のページに残しています。
そもそも許可が要らない場合もある
紹介を行わないサービスには、この許可が要りません。
- 学習だけを提供するスクール
- 求人情報を掲載するだけの求人媒体(募集情報等提供事業)
- 企業と求職者が直接やりとりするスカウト型の一部
だから「番号が無い=怪しい」ではありません。そのサービスが何をしているかとセットで見る必要があります。当サイトの情報開示調査では、紹介を行うと読めるサービスに分母を限った割合も出しています。
番号が本物か確かめる方法
厚生労働省が人材サービス総合サイトという公開データベースを運営しています。許可番号や事業所名で検索すると、許可の有無・許可年月日・事業所の所在地を確認できます。
公式サイトに書かれた番号と、そこに載っている情報が一致するかを見れば、書いてある番号が実在するかまで確かめられます。
当サイトの台帳では、公式サイトに書かれている表記をそのまま記録する方針をとっています。データベースとの突き合わせまでは行っていません。行っていないことを行ったように書かないためです。
何のために見るのか
許可番号があることは、サービスの質を保証するものではありません。条件を満たして許可を受けた、というだけです。
それでも見る価値があるのは、次の2つが分かるからです。
- そのサービスが紹介を行う事業なのか、別の形なのか(スクールや求人媒体との区別がつく)
- どこまで自分から情報を出しているか
2つめは、比較記事の「サポートが手厚い」といった表現では測れません。書いてあるか、書いていないかだけで測れます。
当サイトが台帳で全社ぶん同じ基準で数えているのは、この2つ目のためです。
転職エージェントに当たるサービス(32社)
この記事で書いた条件に当てはまる社です。名称順で、おすすめ順ではありません。各社の公式表記と確認日は、社名のリンク先にあります。
「公式サイト」は各社のサイトに移動します。当サイトはこのリンク経由の登録で報酬を受け取ることがありますが、掲載順や記載内容は報酬で変えていません。