インフラエンジニアとは——4つの職種名と、求人票に出ていた年収
更新日 2026-09-17(読者に見える文字が変わった日。数字の確認日は本文に)・誰がどう調べているか
台帳の数字は63社の公式サイトを読んで数えたものです(2026-09-14時点)。求人票の数字や、一般に言われていることの整理は、本文でそのつど出どころを書いています。
目次
インフラエンジニアとは、アプリが動くための土台——サーバー・ネットワーク・クラウド——を用意し、止めずに動かし続ける職種です。画面や機能を作るのではなく、それが載る場所を作って守ります。
当サイトで数えた求人票では、インフラ系の職種名は4つに分かれていました。インフラエンジニアという職種名の5件は、提示年収の中央値が下限480万円・上限650万円です。
出どころは1社(レバテックダイレクト)の公式サイトに出ていた求人票だけで、確認日は2026-08-22です。転職市場全体の相場ではありません。
先に結論
| 知りたいこと | この記事の答え |
|---|---|
| 何をする仕事か | システムが載る土台を作る(設計・構築)と守る(運用・保守)。どちらを担当するかで毎日の仕事が変わる |
| 求人ではどう呼ばれるか | 当サイトの求人票ではインフラ/クラウド/ネットワーク/サーバーの4つの職種名に分かれていた |
| 年収はどのくらいか | インフラエンジニア5件で中央値480〜650万円。クラウドエンジニア4件は上限の中央値が1,000万円。どれも件数が少ない |
| 未経験から入れるか | インフラの求人を扱う台帳23社のうち、公式サイトで未経験可を掲げているのは6社 |
インフラエンジニアは、動いているものを止めない仕事
Webサービスや社内システムは、どこかのサーバーの上で動き、ネットワークを通って利用者に届きます。その「どこか」と「通り道」を用意して、止まらないようにするのがインフラエンジニアです。
仕事は大きく2つに分かれます。
| 担当 | やること | 求人票で見分ける語 |
|---|---|---|
| 設計・構築 | どれだけの台数・性能が要るかを決め、サーバーやネットワーク、クラウドの環境を組み上げる | 設計/構築/移行 |
| 運用・保守 | 動いている環境を監視し、障害が起きたら復旧し、更新や増設をする | 運用/監視/保守/障害対応 |
同じ「インフラエンジニア」という職種名でも、どちらの担当かで毎日の仕事が変わります。夜間や休日の当番の有無も、担当や求人によって違います。職種名ではなく、募集要項の「業務内容」の行を見てください。
⚠ ここで書いた仕事の分け方は、職種の一般的な整理です。当サイトが調査で見つけたものではありません。当サイトが数えたのは、下の求人票の件数と、台帳の各社の公式表記です。
「インフラ」と一口に言っても、求人票では4つに分かれていた
当サイトの求人票127件を職種名で分けると、インフラの仕事は次の4つの名前で出ていました。
| 職種名 | 件数 | 提示年収の中央値 | 最高額 |
|---|---|---|---|
| インフラエンジニア | 5件 | 480〜650万円 | 900万円 |
| クラウドエンジニア | 4件 | 475〜1,000万円 | 1,000万円 |
| ネットワークエンジニア | 6件 | 390〜600万円 | 1,100万円 |
| サーバーエンジニア | 6件 | 460〜675万円 | 1,200万円 |
「中央値」は、各求人票に書かれた年収の下限・上限をそれぞれ並べて、まん中を取ったものです。平均ではありません(平均は極端な1件で動くため)。件数が偶数のときは、まん中の2つの間を取っています。
読み方の注意が3つあります。
- サーバーサイドエンジニア(11件)は入れていません。名前は似ていますが、アプリの裏側を作る開発の職種で、土台を用意する仕事ではないためです
- どの職種も件数が少なく(いちばん多いものでも6件)、中央値は1件で大きく動きます
- 求人票の提示額であって、決まった年収でも、在籍者の平均でもありません
インフラ系の求人票では、クラウドの上限だけが離れていた
4つを並べると、下限の中央値は近い帯に入っています(480万円・475万円・390万円・460万円)。違いが出るのは上限です。
- インフラエンジニア・ネットワークエンジニア・サーバーエンジニアは、上限の中央値が600万円台(650万円・600万円・675万円)
- クラウドエンジニアは1,000万円で、ほかより高く出ている。ただし4件しかない
これが「クラウドのほうが稼げる」という意味かどうかは、求人票からは言えません。同じ仕事を新しい名前で呼んでいるだけかもしれませんし、求められる経験が違うのかもしれません。ただ、「インフラエンジニア」という職種名だけで求人を探すと、この差には気づけません。
ほかの職種も含めた全127件の数え方は、職種別の年収レンジにあります。
未経験から入れるのか
台帳で「インフラエンジニアの求人を扱う」と公式サイトで確認できたサービスは23社です。そのうち、公式サイトが自分の言葉で「未経験可」を掲げているのは6社でした。
掲げていない社が、未経験を受け入れないとは限りません。当サイトが数えているのは、公式サイトに書いてあるかどうかだけです。
なお23社全体では、15社が費用の区分に「無料」を含みます(未経験可の6社との重なりは、この数には出していません)。何が無料か(求人の紹介・相談・会員登録)は社ごとに違うので、各社のページで確かめてください。
未経験から入る道は、受け取るものが違う3種類に分かれます。
| 入り方 | 何を受け取るか | 台帳から |
|---|---|---|
| 転職サービスに相談する | 求人の紹介と選考の支援。未経験で応募できるかは、求人ごとに確かめる | インフラエンジニアの求人を扱うサービス |
| スクール・研修で学んでから就職する | 学ぶ時間と、修了後の就職支援。受講料がかかる社がある | スクール・研修のサービス |
| まず別の職種で入って、インフラ側へ移る | 実務経験。どの職種から移りやすいかは、当サイトでは数えていない | 社内SEの求人を扱うサービス |
「やめとけ」と言われる理由は、別の記事で確かめた
「インフラエンジニアはやめとけ」と言われる理由——夜勤、客先常駐、年収、技術の古さ——は、「インフラエンジニアはやめとけ」の中身を1つずつ確かめるで分けて検証しました。年収については求人票の提示額で比べ、残りの3つは「そういう求人もある」としか言えない、と書いています。
客先常駐になるかは職種名だけでは判断できません。実際の就業先は募集要項と面談で確かめてください。SESという契約の形はSESとは何かにまとめています。
この記事で確かめられること・確かめられないこと
確かめられること
- 求人票の件数と提示年収(1社の公式サイト・確認日2026-08-22)
- インフラの求人を扱うと公式サイトで確認できたサービスの数と、未経験可を掲げているかどうか(各社のページに読んだURLと確認日があります)
確かめられないこと
- 夜勤・当番の有無と頻度。今回の集計では確認していません
- どの資格が評価されるか。当サイトは数えていません
- 在籍者の実際の年収。求人票の提示額しか持っていません
- 仕事の分け方(設計・構築/運用・保守)は一般的な整理で、当サイトの調査結果ではありません
よくある質問
インフラエンジニアとは何ですか
システムが動く土台であるサーバー・ネットワーク・クラウドを用意し、止めずに動かし続ける職種です。設計・構築を担当する人と、運用・保守を担当する人に分かれます。
インフラエンジニアの年収はどのくらいですか
当サイトの求人票では、インフラエンジニアという職種名の5件で、提示年収の中央値が下限480万円・上限650万円でした。件数が少ないうえ、出どころは1社の公式サイトの求人票で、市場全体の相場ではありません。
クラウドエンジニアとインフラエンジニアは違いますか
求人票では別の職種名で出ていました。クラウドエンジニア4件は上限の中央値が1,000万円で、インフラエンジニア5件(650万円)より高くなっています。どちらも件数が少ない数字です。仕事の中身が違うのか、呼び名が違うだけなのかは、求人票からは判断できません。
未経験でもインフラエンジニアになれますか
インフラの求人を扱うと公式サイトで確認できたサービス23社のうち、未経験可を掲げているのは6社でした。掲げていない社が未経験を受け入れないとは限りません。
次に見るもの
- インフラエンジニアの求人を扱うサービス — 23社を条件で分けた一覧
- 職種別の年収レンジ — 求人票127件を職種別に数えたもの
- 「インフラエンジニアはやめとけ」の中身 — 言われる4つの理由の検証
- SESとは何か — 客先常駐の契約の中身
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