社内SEの年収——求人票2件を1件ずつ並べ、中央値を職種の傾向として読まない
更新日 2026-09-17(読者に見える文字が変わった日。数字の確認日は本文に)・誰がどう調べているか
台帳の数字は63社の公式サイトを読んで数えたものです(2026-09-14時点)。求人票の数字や、一般に言われていることの整理は、本文でそのつど出どころを書いています。
目次
社内SEの年収を調べると、いろいろな数字が出てきます。当サイトが持っているのは、求人票に書いてあった提示額だけです。年収が高いか低いかは、当サイトには判定できません。在籍している人の年収も、昇給の記録も持っていないためです。
先に断っておくと、当サイトの求人票で職種の欄が社内SEだったのは2件だけです。この件数では中央値を職種の傾向として読めません。なので、1件ずつ並べます。
先に結論
| 知りたいこと | 当サイトで確かめられたこと |
|---|---|
| 社内SEの年収はいくらか | 求人票2件の提示額なら出せる(下に1件ずつ) |
| 社内SEは高いのか低いのか | 判定できない。2件では職種の傾向を出せない |
| 中央値は使えるか | 使えない。1件入れ替わるだけで大きく動く件数 |
| ほかの職種と比べられるか | 件数が違いすぎる(システムエンジニアは22件) |
| 在籍者の年収は分かるか | 持っていません。求人票は募集の提示額 |
求人票2件を、1件ずつ
出どころは1社(レバテックダイレクト)の公式サイトの求人票で、確認日は2026-08-22です。平均値ではなく、募集のときに提示された額です。
| 勤務地 | 求人票の表記(原文) | 下限 | 上限 | 幅 |
|---|---|---|---|---|
| 神奈川県 | 「神奈川県年収 : 640-1064万円」 | 640万円 | 1,064万円 | 424万円 |
| 東京都 | 「東京都年収 : 400-550万円」 | 400万円 | 550万円 | 150万円 |
この2件は、まったく違う求人です。下限で240万円、上限で514万円の差があります。同じ職種名でも、この開き方をします。
参考までに集計の値も出しますが、職種の傾向としては読まないでください。
| 集計 | 値 |
|---|---|
| 下限の中央値 | 520万円 |
| 上限の中央値 | 807万円 |
| いちばん低い下限/いちばん高い上限 | 400万円/1,064万円 |
2件の中央値は、その2件の真ん中を取っただけの数字です。1件増えれば動きます。職種ごとの並びは職種別の年収レンジにあります。
職種名が2つ付いた求人が、もう1件あった
求人票には、職種の欄に「システムエンジニア、社内SE」と2つ並んだ求人が1件ありました(東京都・610〜1,200万円)。
当サイトの集計は先頭の職種名で数える決めなので、この求人は社内SEではなくシステムエンジニアとして数えています。
つまり、社内SEの提示額として上の2件だけを見ると、この求人は視野に入りません。職種名で絞って探すときは、同じ仕事が別の名前で出ていることを前提にしてください。
求人の見出しにある「平均年収」を、その会社の平均と読まない
台帳を読んでいて何度も踏んだところなので、先に書いておきます。
社内SE転職ナビの公式サイトには、次の求人の見出しがありました(原文のまま)。
【社内SE】webアプリ開発/積極IT投資/週4リモート可/フレックス/転勤なし/平均年収1,100万円超/東証STD上場
この「平均年収1,100万円超」は、掲載されている1件の求人の見出しです。社内SEという職種の平均でも、そのサービスの利用者の平均でもありません。
求人の見出しの数字は、その求人の話です。職種の相場として読むと、必ず高いほうに寄ります。
検索の条件で選べる幅は、求人の幅ではない
同じく社内SE転職ナビの検索画面では、最低年収と最高年収を150万円から5,000万円以上まで選べます。
これは検索の条件として選べる幅で、求人の年収の幅ではありません。5,000万円を選べることは、その額の求人があることを意味しません。当サイトはその社の求人の中身を数えていません。
ほかの職種と比べるときに気をつけること
| 職種 | 求人票の件数 |
|---|---|
| システムエンジニア | 22件 |
| プロジェクトマネージャー | 17件 |
| サーバーサイドエンジニア | 11件 |
| 社内SE | 2件 |
件数がこれだけ違うと、中央値を横に並べても比べたことになりません。件数の多い職種の中央値は動きにくく、少ない職種の中央値は1件で動きます。同じ精度の数字ではありません。
全職種の表は職種別の年収レンジにあります。求人票は127件で、2件以上あったのは20職種でした。
確かめられること・確かめられないこと
確かめられること
- 求人票2件の提示額・勤務地・原文の表記(1社の公式サイト・確認日2026-08-22)
- 台帳63社の公式サイトに書いてあったこと(読んだURLと確認日は各社のページ)
確かめられないこと
- 社内SEの年収が高いか低いか。当サイトには判定できません
- 在籍している人の年収。求人票は募集の提示額です
- 転職して年収が上がるか。いまの年収を持っていません
- 昇給の仕方・賞与・手当。求人票の提示額には、会社ごとに違うものが含まれます
よくある質問
社内SEの年収は高いですか
当サイトには判定できません。求人票で職種の欄が社内SEだったのは2件で、提示額は神奈川県の640〜1,064万円と東京都の400〜550万円でした。2件では、職種として高いとも低いとも言えません。
中央値の520万円〜807万円が相場ですか
相場ではありません。2件の真ん中を取っただけの数字で、1件増えれば動きます。見るべきは、応募したい求人1件ずつの提示額です。
社内SEとシステムエンジニアでは、どちらが高いですか
比べられません。求人票の件数が2件と22件で違いすぎるためです。件数の少ない職種の中央値は1件で動くので、横に並べても同じ精度の数字になりません。
求人サイトで「平均年収1,100万円超」と見ました
それは1件の求人の見出しです。職種の平均でも、そのサービスの利用者の平均でもありません。求人の見出しの数字は、その求人の条件として読んでください。
次に見るもの
- 社内SEへ転職するとき、どこから探せるか — 台帳の入口と職種の分類
- 社内SEになるには — 当サイトが持っている材料と、持っていないもの
- 「社内SEはやめとけ」の中身 — 言われる理由を分けたもの
- システムエンジニアの年収 — 求人票22件
- 職種別の年収レンジ — 求人票127件(2件以上ある20職種を集計)
- 社内SEの求人を扱うサービス — 17社
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