「フリーランスエンジニアはやめとけ」の中身を、案件サービスの公式サイトで確かめる

更新日 2026-09-17(読者に見える文字が変わった日。数字の確認日は本文に)・誰がどう調べているか

台帳の数字は63社の公式サイトを読んで数えたものです(2026-09-14時点)。求人票の数字や、一般に言われていることの整理は、本文でそのつど出どころを書いています。

目次
  1. 先に結論
  2. 1. サイトに出ている案件が、全部ではない
  3. 2. 条件は、案件によってまるで違う
  4. 3. 単価は、決まっているものとは限らない
  5. 4. 継続率という数字を、自分の契約更新率と読まない
  6. 5. 確かめられないものは、確かめられないと書く
  7. 契約の形そのものを確かめたいとき
  8. 探すときの入口
  9. 確かめられること・確かめられないこと
  10. よくある質問
  11. 次に見るもの
  12. 近いことを書いた記事
  13. 次に見るところ

「フリーランスエンジニアはやめとけ」と言われるとき、話題になっているのは案件の不安定さ・単価・スキルの伸び方です。やめるべきかどうかは、当サイトには判定できません。案件の切れ方も単価も、人と時期によって違うためです。

当サイトが確かめられるのは、フリーランス案件を扱うサービス23社の公式サイトに、何が書いてあるかだけです。この記事では、その範囲で言えることを原文のまま並べます。「やめとけ」と言われる理由は、そう言われている内容の整理で、当サイトの調査結果ではありません。

お金がいつ入るか、何を自分で払うかはフリーランスのデメリットに、報酬の額の書き方はフリーランスエンジニアの年収に分けてあるので、ここでは繰り返しません。

先に結論

言われること 当サイトで確かめられたこと
良い案件が回ってこない 公式サイトに書いてある。サイトに出ていない案件があると、サービス自身が書いている
条件が案件ごとにばらばら 公式サイトに書いてある。希望として挙げられている項目が、そのまま案件によって違う軸
単価が上がらない 確かめられない。ただし単価を交渉できると書いている社はある
契約が切れる 確かめられない。当サイトは契約の続き方を数えていない
スキルが伸びない 確かめられない。案件の中身を1件ずつ数えていない
収入が下がる 確かめられない。フリーランスの収入を持っていない

確かめられたのは上の3つです。残りは、そう言われている内容の整理です。

1. サイトに出ている案件が、全部ではない

「良い案件が回ってこない」と言われることについて、サービス自身がそう書いていることが、いちばん確かな材料です。

Engineer-Route(エンジニアルート)は、公式サイトに「サイト上には掲載していない公開NG案件・求人も多数」という見出しを置き、本文で「WEB上には公開できない案件・求人情報が多く存在しています。その他、特に良い案件はサイトに公開する前に決まってしまうケースも非常に多いた」と書いていました(原文のまま・確認日は各社のページ)。

サービスを比べるときに見えているのは、公開されている案件だけということです。案件数の多さや単価の高さをサイト上で比べても、比べているのは公開されているぶんだけになります。これはその社の書き方から読めることで、当サイトが非公開の案件を数えたわけではありません。

2. 条件は、案件によってまるで違う

同じ「フリーランスエンジニアの案件」でも、何が違いうるのかが公式サイトに列挙されていることがあります。Engineer-Routeは、登録前に聞く希望として次を並べていました(原文のまま)。

公式サイトに並んでいた希望
とにかく今は条件(単価)優先で稼ぎたい
腰を据えて安定している現場で長期にわたって作業したい
通勤時間を極力減らしたい
最新のツールなどが常に使える環境で働きたい
始業開始時間が遅い現場がいい
大手企業の情報システム部などで働いてみたい
完全に禁煙(分煙)なオフィスがいい

希望として聞かれるということは、案件によって違うということです。単価、期間の長さ、通勤、始業時間、オフィスの環境まで並んでいます。

「フリーランスはきつい/楽」と一つにまとめられないのは、ここが案件ごとに動くからです。働き方の条件についてはフリーランスエンジニアはきついのかに分けました。

3. 単価は、決まっているものとは限らない

「単価が上がらない」と言われますが、単価を自分で交渉できると書いている社があります。

エンジニアデータバンクは、よくある質問の「発注者と直接やり取りできますか?」に「はい、可能です。直接単価交渉を行うことができます。トラブルがあった際は我々がサポートします」と答えていました(原文のまま)。同社は掲載案件の欄に「仲介手数料」として「0%」とも書いています。

交渉できると書いてあることと、交渉が通ることは別です。当サイトは単価が上がった割合を持っていません。確かめられるのは、その社がそう書いているところまでです。

仲介の手数料の扱いは社によって違うので、登録する前ではなく、案件ごとに確かめてください。

4. 継続率という数字を、自分の契約更新率と読まない

フリーランスの案件サービスの公式サイトには、割合の数字が並んでいることがあります。ただし何の割合かは、よく読まないと分かりません。

CDBエージェント(コンサルデータバンク)の公式サイトには「AIコンサルティング×伴走型でのDX推進。戦略立案から実装・定着化まで一気通貫で支援し、受注企業の継続率は95%以上」という記述がありました(原文のまま)。

これは、その社が支援した企業が継続した割合です。参画した個人の契約が更新された割合ではありません。「継続率95%」という数字だけを切り取ると、自分の契約が続く見込みのように読めてしまいます。

★割合の数字を見たら、母数が誰なのかを先に確かめてください。当サイトは各社の契約更新率を持っていません。

5. 確かめられないものは、確かめられないと書く

次の3つは、そう言われている内容の整理です。当サイトの調査結果ではありません。

  • 契約が切れる頻度、次が決まるまでの期間 … 数えていません
  • スキルが伸びるか … 案件の中身を1件ずつ数えていません
  • 収入が下がるか … フリーランスの収入を持っていません。案件の報酬の書き方だけをフリーランスエンジニアの年収に載せています

この3つを数字で語っている記事があれば、その数字の出どころと母数を見てください。

契約の形そのものを確かめたいとき

フリーランスの契約は雇用ではありません。準委任・請負・派遣の違いは、フリーランスの話より先に効きます。

確かめたいこと ページ
準委任・請負・派遣の違い SESとは何か
派遣の契約と許可番号 「派遣エンジニアはやめとけ」の中身
客先に常駐する働き方 「客先常駐はやめとけ」の中身

探すときの入口

いまの状況 台帳から
業務委託の案件を探したい フリーランス案件のサービス(23社)
雇用のまま条件の違う求人を探したい 経験者向けの転職サービス(20社)
3種類の違いから確かめたい 転職エージェント・スクール・フリーランスの違い

確かめられること・確かめられないこと

確かめられること

  • フリーランス案件を扱うサービス23社の公式サイトに、案件の見え方・希望として聞かれる条件・単価交渉・割合の数字がどう書かれているか(読んだURLと確認日は各社のページ)

確かめられないこと

  • フリーランスエンジニアをやめるべきかどうか。当サイトには判定できません
  • 非公開の案件の数と中身
  • 単価が上がった割合、契約が更新された割合
  • 公式サイトに書いていない社の条件

よくある質問

フリーランスエンジニアはやめとけと言われますが、本当ですか

当サイトには判定できません。案件の切れ方も単価も人と時期によって違うためです。公式サイトで確かめられたのは、サイトに出ていない案件があること、条件が案件ごとに動くこと、単価を交渉できると書いている社があることの3つです。

良い案件は本当に回ってこないのですか

当サイトは非公開の案件を数えていません。ただし、サイトに掲載していない案件があると公式サイトに書いているサービスはありました。公開されている案件だけでサービスを比べると、比べているのはその範囲だけになります。

継続率95%と書いてあれば、契約は続きますか

その数字は支援した企業が継続した割合で、参画した個人の契約更新率ではありません。割合の数字は、母数が誰なのかを先に確かめてください。

次に見るもの

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同じ職種・同じ切り口の記事です。順番に意味はありません(語の近さで並べています)。

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